間違った円高誘導政策が是正されただけ

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イギリスのエコテロ団体ジャストストップオイルという団体が
名画にスープやペンキなどをぶっかけ、
自分の手を壁などに接着剤でくっつけて邪魔をして
脱化石燃料をアピールするという愚かな行為を繰り返している事が報じられています。

てめーらが着ている服の化繊は何で出来てると思ってんだ？
お前らがぶっかけまくってるペンキは何で出来てると思ってんだ？
なんとかに暇とお金を持たせるとろくな事をしない好例

等々ツッコミはあると思います。

ブログ主としてはこの頭の悪い人達には
是非ともエルミタージュや北京の毛沢東の肖像あたりで
ペンキぶっかけをやってもらいたいと思っています。

私たち人間が現在の生活水準を維持し続けようとすれば
そう簡単に脱石油などできようはずがありません。
ですのでその中で技術をどう開発していくのか、
どのように代替していくのか、
何事もバランスが重要であることは言うまでもありません。

英国や仏国で名画に対するテロ行為を行ったところで
彼らエコテロリストが命を奪われるようなことはありません。

ブログ主には環境のために戦う正義だと自らの事を妄想し、
自分に酔いしれている人達による甘えにしか見えません。

ところがどうもいまどきマルクス主義にかぶれている人には
全く違って見えるようです。

【｢ゴッホ名画にスープ投げ｣を理解せぬ日本の欠点　かなり根が深い｢想像力欠乏｣状態の蔓延】
(2022/11/8 東洋経済　斎藤幸平)

時代遅れのマルクス主義者の斎藤幸平東大准教授は
この迷惑なエコテロ活動に共鳴・共感できない日本人は想像力が欠乏している。
と上から目線で断じています。

実学ではない世界で生きていられる人達は
空想的な地に足の付いていない思考が得意なのかもしれないなとブログ主は考えます。

特殊な閉鎖的な世界から一方的に上から目線で日本人に石を投げつけたところで
その説が支持されるとは思えません。

お次は同じく東洋経済から。

【後継者不足？「幹部育成」に苦心する企業の悲鳴】
(2022/11/7 東洋経済)

こちらの記事では企業の幹部候補人材、中堅どころが足りないと
後継者が育ってない、経営のバトンを渡せる幹部候補が見当たらない
という嘆きの記事です。

バブルが崩壊して以降、
多くの企業が人材育成を無駄なコストとして切り捨てて放棄し、
また同時に当時すでに幹部、幹部候補に入っていた層は
自分達の雇用を守るために氷河期世代を生み出して
氷河期世代を徹底的に使い捨てにしました。

2017年12月7日の朝日新聞のインタビュー記事で
当時の旭化成社長が40代前半の幹部候補、中堅人材がいないと嘆いて
ネットでは総ツッコミを食らうというような事が起きています。

氷河期世代を作り出して徹底的に使い捨てにし、
それでも使い捨ての労働力が足りなければ外国から連れてくれば良い
そうやって外国人をがんがん入れては使い捨てにし、
人を育てるということを放棄してきた連中が
その自分達の愚かな行為が20年後にどのような結果を作ったか、
まさに自業自得としか言えないお話でした。

伊勢神宮は20年に1度、式年遷宮を行います。

20年というのは労働者の層が一つの世代まるっと入れ替わる時間だと思います。
若く体力に物を言わせて働いていた人達も
そうした無理がだんだんと利かなくなり
部下を使う側に変わったりしているはずです。

偶然かどうかは理由は定かではありませんが、
式年遷宮の20年に1度というのは技術を絶やさず継承させていくのに
都合の良い年数だとブログ主は考えています。

ちょうどこんな記事があります。

【家電バルミューダ好調だが…　円安で「売っても売っても利益出ない」】
(2022/11/8 朝日新聞)


日本でデザイン・設計し、
中国で安く作り、日本に持ってきて高く利益を出す。

このビジネスモデルで成長してきたバルミューダが
円安で利益がどんどん減少しているという記事です。

マスゴミがせっせと「悪い円安」などと言って騒いで、
武漢肺炎禍やロシアのウクライナ侵略戦争などもあって
世界中で物価高が発生している事を無視して
さも円安が主犯となって物価高が進んでいるかのようにミスリードを続けています。

ですが、円の水準というのはようやくバブル期手前までに戻ってきたとも言えるはずです。

日銀・財務省は円高への誘導を約30年続けました。

それにより日本国内で生産する旨味が消え、
人件費の安い外国で作って持ってくる方が利益が出るので
ひたすらそのモデルで利益を出してきた企業が増えました。

日経新聞に至ってはひたすら中国への移転を煽り続けました。

外国で生産して日本に持ってくるというのは
極端に言えば国内の雇用を奪う行為です。

バブル崩壊以降、日銀・財務省による円高誘導によって
国内の雇用はずっと締め付けられ続けてきたと言っていいでしょう。

リーマンショック前でも日本経済が持ち直しかけた時期がありましたが、
経済を好転させないために日銀は金融引き締めを行ってブレーキをかけてきました。

欧州を見ればその産業競争力の強さから
かつてドイツは自国通貨のマルクが独歩高となっていました。

これをEUという制度によってユーロというEU全体の通貨に変える事で
ドイツはマルク高の影響から解放されて
EU域内を経済的に植民地化して荒稼ぎすることができました。

通貨政策というのはそれだけ大きな影響を持ちます。

通貨安ではないですが、ドイツの場合はEUを使ってユーロという通貨によって
実質的にマルク高から解放されて通貨安によってEU域内の周辺国を窮乏化させたとも言えます。

通貨安というのは周辺国を窮乏化させることでもあります。
雇用を奪うことになるわけですからね。

ですがブログ主から見れば日本はまず日本のことを第一に考えるべきであり、
日本国民の生活をなんとかすることを優先するべきですから、
今の円安について全く悪いとは思いません。

むしろ、
バブルを強引に崩壊させ、ひたすらに円高デフレ不況を維持する政策を採ってきた
日銀・財務省が間違っていたと言うべきだと思います。

第二次安倍政権以降、金融緩和でそれまでの引き締め、
円高誘導一辺倒の政策が改められ、
日本の税収はほぼ毎年財務省の予測以上の回復をしています。

それまで財務省と日銀のやっていた政策は第二次安倍政権によって
間違っていたことがはっきりと示されたのだと思います。

本来、日本の舵取りに必要なのは先を睨んだ投資であるべきで
財界の意を汲んで安い使い捨て人材を連れてきては逃亡され、
連れてきては逃亡されを繰り返しながら、
日本人の賃金を低く押さえつけ続けるものであってはならないと思います。

自分さえ、今さえ良ければ良いと労組と財界が結託し氷河期世代を生み出したような
そんな間違いは繰り返させてはならないと思います。

マスゴミの「悪い円安がー！」に煽られて
「金融緩和をやめろ！日銀は利上げしろ！黒田総裁は今すぐ辞任しろ！」
などと立憲民主党が主張しています。

その時々のマスゴミの香具師口上のごときものに同調すれば
ウケるしマスゴミが持ち上げてくれるからと
過去の検証、反省もなくやっている連中が批判されないのですから
呆れるしかありません。

ただ、円安に進むスピードの問題はありますから、

そこに対しては補助金を出して緩和策を採るなりすればいいでしょう。

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