原因？おまえらだろ

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当ブログの2月16日の記事にこんなコメントがありました。

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名前:カニ太郎 : 投稿日：2023/02/16(木) 09:31:15
河野さんは保守層に人気があるようで・・・ないようで・・・
なんとなく攻撃する保守層が多い気もするんです。

ですけど、彼は、原発には基本的に反対してますし、女性宮家にも基本的に賛成のようで、私と意見が合うんですよね。
私のようなマイルド保守には、実はかなりポイント高い政治かなんで、頑張ってほしいと思います。
――

ブログの記事の内容とは関係ない漠然とした内容です。
しかも女性宮家賛成が保守とはこれいかに？
「かなりポイント高い」
という何の根拠も示さない高評価。
これで同じ保守にも河野太郎は割と評価されてるんだとか騙される馬鹿はいないと思います。

そして全く同じ日、4分後に当ブログの旧本家のexciteブログの方にあったコメント。

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Commented by tanoura1777 at 2023-02-16 09:35 x
河野さんは保守層に人気があるようで・・・ないようで・・・
なんとなく攻撃する保守層が多い気もするんです。

ですけど、彼は、原発には基本的に反対してますし、女性宮家にも基本的に賛成のようで、私と意見が合うんですよね。
私のようなマイルド保守には、実はかなりポイント高い政治かなんで、頑張ってほしいと思います。
――

まんまコピペ。
同一人物の犯行ですねー。

そしてこの人、マイルド保守などと自称していますが、
他のブログでこんなコメントを投稿しています。

――
Commented by tanoura1777 at 2022-10-16 14:22
右翼の一部には宮崎正弘氏や河添恵子氏、の本を真に受け、しきりに中国経済崩壊も間近だと警告する人たちがいるが、彼ら彼女らに、ああいうことを言わせ、リスクを高めることで収益が上がる団体が背後にいるから彼ら彼女らもあのような活動を続けられるのであって、まともな分析力を持った人ならばまず洗脳はされない、それは韓半島における鈴置高史氏についても言えることで、彼の言葉を真に受けて韓国経済プットで相場を張ってたらここ10年で5回は大損してただろう、彼らはそれこそ狼少年と一緒で20年前から同じことをいい続けている、もし彼らが本気で自分の説を信じているとしたら、もう何回も破産しているだろうw。
――

保守を自称するような人が「右翼」などと吐き捨てるような物言いはしませんよねー。
河野太郎を応援、擁護するために保守を偽装したつもりなのでしょうけど、
下手な小細工はすぐにバレるんですよね。

そしてそういうのが河野太郎を応援しているという事実の方が
「ああ、やっぱり河野太郎を応援しているのはサヨクなんだ」
と、やっぱり河野太郎はダメだと保守層が認識を強める事にしかならないと思います。


２月１５日に立憲民主党の枝野幸男が国会質問に立っていたのですが、

「東京電力福島第一原発事故が、なぜ大きな事故になったのか直接的・本質的原因を総理はどう認識されてますか？」

とかいう質問をしていました。

直接的な事故の原因って菅直人と枝野幸男コンビが原因でしょうに。

――
枝野幸男
東京電力福島第一原発事故が、なぜ大きな事故になったのか直接的・本質的原因を総理はどう認識されてますか？

岸田総理
直接的な原因は津波によりすべての電源が消失し原子炉を冷却する機能が失われたためと認識しております。そして事故後の報告書では・・・(以下略）

枝野
冷やせなくなったら壊れるんですよ！
安全性を高めることは困難、不可能なんですよ！水が止まれば同じような事故は必ず起きるんです！
――

津波によって冷却用の電源が失われた後の流れをざっくり。

・日本、米軍へ原子炉の冷却材の供給要請（※1）
　↓
・米軍から冷却材の提供を菅直人内閣が断る
　↓
・菅直人ら、原子力安全・保安院から今後のシミュレーション結果とベントの重要性を説明される
　↓
・発電機などの物資と清水社長を乗せた自衛隊機、小牧基地から離陸
　↓
・SPEEDIの予測結果が鑑定に伝えられる。翌日早朝は真西の風となることも判明（22時ごろ）
　↓
・枝野幸男、翌早朝に菅直人が現地ヘリ視察を実施する事を発表
　↓
・発電機などの物資と清水社長を乗せた自衛隊の輸送機、防衛大臣によりUターンさせられる
（22：40ごろ）
　↓
・福島第一原発の現場にも翌朝の菅直人の視察が伝えられる
　↓
・菅直人、下村健一とともに記者クラブが用意したビデオカメラなどを受け取りヘリ視察へ
　↓
・ヘリ視察実施（SPEEDIの予測どおりに原発の西側を遊覧飛行）
　↓
・菅直人、ヘリ視察を終えて福島を離れる
　↓
・福島第一原発の現場でいそいでベントを行う作業の再開するもうまくいかず
　↓
・水素爆発

※1
【在日米軍、地震被害の原発への冷却剤輸送は実施せず＝米政府高官】
　［ワシントン　１１日　ロイター］　米政府高官は１１日、東北地方太平洋沖地震で被害を受けた原子力発電所への在日米軍による冷却剤輸送は実施しなかったことを明らかにした。これより先、ヒラリー・クリントン米国務長官は、同原発に冷却剤を輸送したと述べていた。
　これについて同高官は、冷却材の供給について日本側から要請があり、米軍も同意し輸送を開始すると国務長官は聞かされていたもようだと説明した。その後、日本側から冷却材は不要との連絡があったものの、国務長官の耳に入っていなかったとしている。
　別の米政府当局者は、「結局、日本は自国で状況に対応できたとわれわれは理解している」と述べた。
(2011/3/12 ロイター)

まず、水素爆発に至ったメカニズムについて頭に入れておく必要があります。

原子炉の中は長さ3～4メートル程度のジルコニウム製の燃料棒が無数にあります。
この燃料棒の中には1センチ程度のペレットがぎっしり詰め込まれています。
これが核反応を起こして発熱することを熱源として発電します。

通常であれば炉の中を水が循環していますから過熱状態にはなりません。

これが地震で停止してしまったわけです。
そういうときに冷却を行うためにあった予備電源を津波で喪失してしまいました。

それならホウ酸水を注入することで燃料棒の核反応を停止させてしまう
というのが一つの手でした。

ところがこれをやると炉をダメにすることになり、
その判断をした菅直人内閣が責任を負う事になるでしょう。

米軍に冷却剤（ホウ酸水）を要請しておきながら
その後に菅直人内閣が断ったのはおそらくこのあたりの判断でしょう。

民主党の連中、特に菅直人は第四列目の男と言われたほど
自分が当事者となって責任を負ったり追及されたりすることを回避する、
責任から逃げる事で生きてきた人間ですから。

なので菅直人が総理の時に、官僚が案をあとは総理が選ぶところまで絞り込み
菅直人に説明しに行ったところ
「俺に判断させるな！」
と官僚を怒鳴りつけた事も報じられていたほどでした。

かっこつけるために原子力緊急事態宣言を宣言した段階で
全ての権限と責任は総理大臣であった菅直人に移っていたので
そもそも責任回避を最優先に行動を続けるのが論外なのですが。

話を戻しましょう。

過熱状態になり圧力が上がって炉内上部に水蒸気の空間ができはじめると、
燃料棒が水面から露出することになります。
そしてこの部分は冷却が追いつかなくなって
燃料棒の温度がどんどん上昇していくことになるでしょう。

1000度を超えたあたりから燃料棒の素材であるジルコニウムに変化が起き始めます。

2H2O＋Zr→ZrO2＋2H2

ジルコニウム表面では二酸化ジルコニウムが形成されます。
そして水素も生成されていきます。

これが水素爆発の大きな原因と考えて良いでしょう。

一方で二酸化ジルコニウム事態は緻密な構造であり、
融点も2715℃と高くすぐには崩れません。

ですがジルコニウムの融点は1852℃。
過熱状態となると表面の二酸化ジルコニウムの膜を残して溶け落ちることになります。
こうして過熱状態が続いて炉心部分が解けて崩れるのが炉心溶融。

いわゆるメルトダウンというやつですね。

過熱状態を避けるために燃料棒が冷却水面より下に収まっていることが重要になります。

そのためにベントを行って期待を放出して炉内の圧を下げて
再び燃料棒が水面より下に収まるようにするわけです。

ところが前日の晩にSPEEDIのシミュレーション結果から
翌早朝は福島第一原発の西側は風上になり、
まず放射性物質をかぶらないだろうという予測がわかってから
菅直人らの動きが変わったわけです。

福一の西側を遊覧飛行すれば俺様は放射性物質をかぶらない！
そう考えて福一の西側を遊覧飛行するあのヘリ視察を思いついたのでしょう。

そこで視察パフォーマンスを行うにあたって
清水社長に現場に入られてしまうと邪魔になると考えたのでしょう。
急遽、発電機などの物資とともに東電の清水社長を乗せた輸送機は小牧基地にUターンさせました。
これによって発電機を輸送して冷却系を稼働させる手が失われてしまいました。

自衛隊員が個人で勝手に判断をしてUターンなんてことは起こりえず、
防衛大臣によるものと考えるのが妥当です。

この部分も菅直人内閣お得意の責任逃れのためでしょう。
一連の命令などについての記録が残されていません。

そして菅直人ご一行がやってくるということで
現地では作業が止まり、
受け入れを行わなければならなくなりました。

菅直人がヘリ視察パフォーマンスを終えて帰ってから
慌ててベントを行おうと作業を再開しましたが、時すでに遅し。
あの水素爆発となったわけです。

枝野幸男の「直接的原因は」という質問に回答するのなら

菅直人とその側近どもが対策マニュアルを全て無視し、
あろうことか低迷していた支持率の回復を狙ったパフォーマンスに利用したこと。
これによって冷却が間に合わなくなったためです。

と、答えるのが適切でしょう。

菅直人とその最側近の枝野幸男、福山哲郎らが保身のために嘘をついてまわっていて
それは安倍晋三がメルマガで指摘した事実とはまるで異なるものでした。

そこで菅直人は都合の悪い事実を無かったことにさせようと
安倍晋三相手に名誉毀損訴訟を起こしました。

ですが菅直人は名誉毀損訴訟で逆に完全敗訴し、
菅直人と側近どもの主張が保身のための虚言だった事が裏付けられた形になりました。

テレビや新聞ばかり鵜呑みにする人達には
菅直人や枝野幸男などの立憲民主党の連中は人気が高いでしょう。
なにせ彼らにとって都合の悪い事は極力隠して、
ただひたすら持ち上げつづけ、
福島第一原発の水素爆発の件も菅直人らは被害者として扱い、
不利な状況の中全力で戦ったすごい人という扱いになっているんですから。

私たち日本人が教訓とすべき事の一つは
不満解消だのカタルシスだのというくだらないもので

選挙で碌でもない人達を勝たせてしまうと最悪国が滅びるということです。

そのために有権者1人1人が
少しでもマシな人間を国会に送り込む努力を続けなければなりません。

一応、フクシマフィフティの宣伝を貼り付けておきますね。

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