DELLオワタ

米デル、「直販専業」見直し・会長会見、国ごとに独自商品も

マイケル･デルがデルコンピュータを理解していないことはわかりました。

まず、デル製品のメリットは？
・本体購入コストが安い

ではデメリットは？
・ちょっとした部品でもコネクタを専用形状にしたりするために、
交換部品などが汎用品では代用できない。
・直販しかないために消耗品の購入費用が高い
・徹底したコスト削減の方針により基本的にハードウェア開発にはお金を出していないため、
ハードウェア設計・問題点の改善などのノウハウの蓄積がない。
・上記理由のために故障や欠陥部品によるトラブルが多い。

と、修理や部品交換を考えなければ、
購入コストが安いですから、一般の方には魅力的に映るわけです。

しかし、直販をやめた場合に
・販売代理店などでのマージンや在庫を持たなければいけないためのコストがかかる。

というデル唯一のメリットと反対のベクトルが生まれます。

また、インテルしか使わないということで見返りをもらっていたわけですが、
（１０億ドルとか言われてるらしいですね。）
この見返りがなくなりそうになると「AMDとか採用するぞ！？いいんだな！？」
と「止めるなよ！絶対に止めるなよ！」の寅さん戦法もインテルに飽きられたようで、
ついに見返りも打ち切られたらしいですね。

今後、価格面で他社に対してのアドバンテージはそれほどなくなると思われます。
ほんとに直販専業を見直すのでしょうか？
なまあたたかく見守ってあげましょうかね。