旧日本軍の毒ガス兵器≠93年製造の缶

天気が悪いのでなんとなく思っていたことを書いてみたりしてます。

茨城県神栖町で砒素が井戸水などから検出されて問題になったときに、
旧日本軍の毒ガス兵器が地下に埋められているかもしれないから、
それが原因だろうとする向きがあったのを覚えている人はいらっしゃるでしょうか？

最近の調査で地下2メートルからコンクリート状の塊が発見され、
さらにそこの中に砒素を多量に含むビンやらパイプやらが見つかったそうです。
この調査結果には
＞塊の内部から93年6月28日に製造された空き缶が確認されています。
とあります。
こうなると、それ以降にこの塊が埋められた事が推測されます。
（この塊からはジフェニルアルシン酸が検出され、
シアン化合物などの毒ガスの他の成分は見つかっていないとありますので
旧日本軍が作ったとされるジフェニルシアノアルシンやジフェニルクロロアルシンではないと考えます。
（参考としてこちらpdfです。）

ここはもともとは砂利を採取していた場所で、そこを埋めたようです。
また、調査の結果からこのコンクリートが約10年程度の物であるそうです。

とすれば、その頃にここに廃棄物を埋めた業者というのはどうなっているのでしょう？
それに茨城県としての責任も出てくるかとおもいます。
少なくとも、旧日本軍の毒ガス兵器であるという言い訳は苦しいと考えています。
むしろ、ジフェニルアルシンを作った連中が居て、
それを処理した可能性が高いと考えます。